環境づくりも結果につながる | クリエイターの悶絶生活編集部

環境づくりも結果につながる

359 views

歌手イメージ :
/ 男性韓流アイドル
制作ジャンル :
/ ポップス
発売条件 :
/ 劇中歌
工程 :
/ 制作全般について

今回もK-POPアイドルが出演する舞台の主題歌制作でした。
前回の制作で流れはつかめていたので、ご依頼を頂いた時点で、既にイメージは沸いていました。ただ、舞台の主題歌でリリースは不明な分、お客さまには鑑賞中に数回しか聴いてもらうチャンスがないので、雰囲気のご指定のあった洋楽っぽさは出しつつ、覚えやすい歌謡感を出すところに注力しました。
しかしこの手の雰囲気を出そうとすると『なんか違う』感が出てしまうので、そこのバランスが最も苦労したところでした。

余談で、個人的な考えではあるのですが、洋楽をJ-POPに落とし込もうとすると、何故か古臭い雰囲気になったり(そう考えると昔の歌謡曲ってすごくファンクでかっこいい曲が多い)、逆に洋楽に寄せすぎると『いや、これなら中途半端だし洋楽聴くわw』という感じになりがちなので、自分、というかJ-POP全体としても継続的な課題だと思うのですが、そこを打破できるように意識をしました。

たまたまお盆休みで1日中在宅の日があったので、終日デスクの前で悩む贅沢な時間の使い方をしつつなんとか形になり、歌詞がほぼ英語指定だったので、帰国子女の旧友のドラマーにカッコイイ英語の言い回しなどお茶しながら話すノリでw教えてもらいながら書きました。
ちなみに彼、ドラマーなので、メロディやハマりの難しい譜割も一発で理解してくれるので、作詞家に向いてるんじゃないかと思いました。笑
・・・そして合間見ながら作業を進め、年中無休のお盆シーズンミュージシャンはスケジュールが取りやすく、仮歌もスムーズに収録。なんとか提出。先方様からも1発でオッケーを頂きました(本番までの期間もギリギリってのもあったと思いますが・・・)

・・・と、ここでこの文章を書き終えて安堵していたのですが、急遽リテイクの依頼が!「低音感がもっと欲しい」というのと、若干の楽器アプローチのご希望があり、できる事ならば、どんな感じか根掘り葉掘りお聞きして進めたいのですが、おそらく先方様もバタバタしているので状況を汲み取りながら、単純に低音あげたVerと、ガッツリアレンジ更新(結果的にそうなった)したVerを作成しました。本当に色々ギリギリだったと思うので、自分のギタープレイヤー仕事の休憩時間にもMac開いたりしてて共演者のみんなごめんって感じでしたがw

リテイクのときに毎度思うのですが、結構修正したつもりでも、あまり伝わらないことが多いです。先方様的にはちょっとした変更を求められているとしても、結局中身は同じ曲の話なので、ガッツリ変えないと変化に気づいてもらえないというか。作り直すくらいのノリでやらないと何回もやり直すことになってしまうのだなぁと。。

結果的に、ほぼリアレンジ前のテイクが採用になってしまったのですが。笑
後のバージョンも別のシーンで使っていただけるということで、何事も全力で取り組む事が大事なんだなというか、その積み重ねが全ての信頼と結果に繋がっていくのだなぁと。自分も一社会人なのだなぁといろいろ感じました。笑

音楽の仕事って、実力、稼働可能時間、音出せる環境や施設、家族の理解・・・と色々揃ってないとできないと思うんですが、それを解決していくのは結果しかない気がするので、今後とも気を抜かず一生懸命取り組んでいきたい所存であります。。
それでは息抜きにバーベキュー行ってきますw

関連キーワード

この記事が気に入ったら
いいねしよう!

海津信志

キッチリと手堅く制作できる、不得意ジャンルなしの大器晩成型ギター系ソングライター

あなたにおすすめの記事

人気記事

この記事を見た人はこんな記事も見ています