「アーティストの下調べは最も大事」ということは僕の記事や多くのクリエイターさんが述べていると思いますが、結局提供先のアーティストさんと距離がどれだけ近いか、が重要だと思います。
今回プレゼンさせていただいたアーティストさんは、ご本人の芸歴自体も長いですが、僕としても数年取り組ませていただいていました。しかし、これまで全く自分の曲は響かなかったようで、形になった曲は1曲もありません。ただ、普段からそのアーティストさんの楽曲は聴いているし、近年のアーティストポジション的なものもチェックしているので、いざ発注がくると自然とスムーズに取り掛かることは可能でした。笑
発注内容も、今後長く使えそうなアップテンポで、楽器感が活きる曲ということで、プレイヤー上がりの僕としては大好物の内容でしたが、一点だけどうしても埋められない穴があって、それは自分の年齢よりもその対象のアーティストさんが割と年上だということです。同年代や、多少下の年代の方だと、イメージもしやすいのですが、いかんせん年上で人間レベルも自分よりはるかに高い様な方の事をイメージして書くなんてことは本当に至難の業です。笑
なんとかその穴を埋められる様に考えましたが、やはり、自分が年齢以上に自信を持ってご提供できるのは「楽器スキルと知識」しかないと思い、熟練の技が活きる様なイメージで楽曲を書いたら、候補曲として予選通過しました。
まだ採用になったわけではないですが、「年齢を凌駕する知識と技術」はクリエイターには必要であり、それに伴った代償は常にあるもの(僕にとってそれが何かはここでは言いませんがw)だと思った案件でした。
特に自分より若くてすごいアーティストやクリエイターの方って、100の技能パラメータが自分で設定できるとすると、攻撃力に100、防御0、すばやさ0、見たいな極端な振り切り方をしてる人が多い気がします。割り振れるパラメーターは、年齢とともに増えていくと思いますが、リスク覚悟で振り切る勢い、必要ですね〜。