グローブ・エンターブレインズで初コンペ
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制作感想
作曲
無難返上!
今回参加させていただいた案件は、女性アイドルグループのシングル曲でした。このグループへの参加は2回目だったので、既成曲やイメージはしっかりと頭に入っていましたが、前回が初提出だったこともあり、まぐれではなくちゃんとコツを掴めているのか不安もありました。前回の制作で見つけた得意分野でのアプローチにしつつ、また違った雰囲気で作ることにしました。 1回目のメロチェックの際、「特に問題もないけど無難すぎる」とのこと。この時点で、まだAメロ、Bメロ、サビまでしかできていなかったので、どうにか大サビと3サビで工夫しようと思いました。そして2回目のメロチェック。出来栄えは「60点。整ってはいるけどつま...
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制作感想
作曲
初提出!
今回参加させていただいた案件は、女性アイドルグループのシングル曲でした。幅広いジャンルで募集ということで、爽やか系のバラードで参加することにしました。 早めから制作を始めていたことと、全編得意なピアノだけで仕上げたことで、余裕を持って取り組めたと思います。 1回目のメロチェックの際、出来栄えは「まだ3合目」。このままブラッシュアップするのか、最初から作り直すのかを迷い、モチーフだけをそのままにガラッと変えてみました。 やっと曲が完成した!と思ったら、今度は作詞をすることに・・・! 歌入れまでの時間を考えると作詞にあてられるのは2日間。作詞を専門としていない私にとってはギリギリでした...
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制作感想
作曲
人に合わせることの難しさ
事務所から情報を頂いて、他者のニーズに即した曲を制作するということに初めて取り組んだ。ほぼ完成品レベルの曲を仮歌含めて1週間で作るというのは正直かなり過酷で、睡眠時間を削りまくって制作を進めた。その中でも、初稿を送った際に、「シンコペが多すぎる」という指摘を受けたことはすごく学べた部分が大きかったように思う。それが良いのか悪いのかはよくわからないが、楽曲コンペだと一般の人の覚えやすさ、歌い手の歌いやすさのためにも、狭い音域でわかりやすいメロディを作ることが求められるのだと感じたのは大きな収穫であった。 しかし、もっとも苦労したのは「良い曲を作ること」以上に、事務所側との感覚のすり合わせの...
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制作感想
作曲
作曲中の問題とこれからの反省点
女性新人アーティストへのコンペ参加しましたので、感想を書きたいと思います。 提供アーティストは、10代の歌の上手で声が綺麗系のタイプ、アーティストのイメージ的には、思春期特有の闇感のあるアーティストでした。レコード会社の希望の楽曲は、洋楽テイストのパワー系のメロディを押した楽曲。 今回のコンペは、自分としてはレコード会社希望の洋楽のパワー感とアーティストが持つ綺麗系の声とのバランスを曲中でいかにとるのかが肝になる内容・・・というのが、コンペシートを見たときの第一印象でした。そしてこの印象は見事に的中しました。1回目のメロチェックでは、かなりパワー系のメロディで提出しましたが、やはりアー...
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制作感想
作曲
普段からの人間関係が結果に繋がる
今回の制作はK-POPグループのメンバーが主演の舞台で、キャストが歌唱する楽曲と劇伴の一部の制作でした。曲数は8曲ですが、発注の時点で納期まで2週間を切っている状態でしたので、かなり急な案件なのと、諸々の都合上で作詞、作曲、編曲を全て一人でこなすということで追い詰められましたが、ピンチに燃える性質がある分、何としてでもやってのけようという気持ちで取り掛かりました。ギタリストの仕事もちょうど落ち着いていた分、スケジュールの工面もやりやすかったのでラッキーでした。 楽曲ジャンルは、洋楽に寄せつつメロはしっかりする、所謂K-POPなアプローチの曲が中心で、その他、各シーンに合わせたミュージカル...
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ノウハウ
音域は絶対条件ではないけど・・・
今回は、普段メロチェックしていて、新人作家とのやりとりを書こうと思います。依頼書で音域が書いてある時に、声優さんや新人歌手、フォーメーションが複雑なアイドルには、音域厳守が優先順位で高めと言えます。ただ中堅のアーティストなどには、敢えて歌いやすいファルセットを提案したり、半音オーバーしてもメロを優先させるかどうかは、直近の作品や様々な状況を鑑みた上で提案しても良いと考えてます。逆に年配の歌手だと、音域に少し余裕を持たせて提案した方が良いと思ってます。更にシングルだと、ライブで後半連続して歌う可能性があるので躊躇しますが、アルバムやc/wだと検討の余地もあると思ってます。従って音域が記述していて...
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制作感想
作曲
忙しい中でのクオリティ維持
今回はゲーム収録楽曲の案件で、バンドの方向性はスカロック。自分の世代的にスカバンドは流行っていたので、曲の感覚は体に入っている分、取り掛かるのに腰は重くなかったです。 普段は下調べや準備などでまとまった時間が必要なので、最初の一歩のハードルが高かったりしますが、その時間が必要無い分すぐに組み立てに入ることができました。ただ、今回に関してはバンドにとって変わり種曲で、クラシック曲のモチーフを入れるという指定があり、自分の中の作曲の定型文に当てはめて制作できないので、ここで躓く事になりました。さらに、普段並行しているギタリストの仕事で、RECやツアーのリハーサルががっつり入っていたので、締め...
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制作感想
作曲
継続のモチベーション
今回は、10年以上第一線で活躍する有名女性アーティストの参加したコンペについて、お話させて頂こうと思うのですが、その前に、楽曲コンペについて少し触れたいと思います。 ご存知の方も多いかもしれませんが、楽曲コンペと言うのは平たく言えば楽曲のオーディションのようなものです。今のコンペの殆どのケースで、作曲者は作曲そのものだけでなく、提出には曲の完成図がイメージ出来そうなデモ音源を作る必要がある為ある程度のアレンジからミックスまで行い、また、仮歌の方に謝礼を払って歌入れを依頼します。このようにコンペに参加する作曲者には、ある程度の労力と負担が必要とされます。しかしながら、そのコンペで採用されな...
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