アレンジャーの日常~導入編~
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制作感想
作曲
コライトチャレンジ(Rap編)
僕は昔はバンドマンだったので、曲作りの際はメンバーでスタジオに入って何時間もあーだこーだ言いながら、皆でパーツを組み合わせて1曲1曲膨大な時間をかけて仕上げていました。メリットとしては、自分では思いつかないようなアイデアが出るので楽曲の視野が広がりますが、デメリットは、アイデアがぶつかりすぎてまとまらないことです。 プロの作家になってからは、基本的には作詞・作曲・編曲と3つの役割に別れるわけですが、作曲をする立場から言うと、僕個人的に一番困るのが「ラップ」のニュアンスです。仮歌を録る場合、歌い方の違いはあれど、メロディはシンセメロの音符に沿って歌いますが、ラップははっきりとした音情報がな...
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制作感想
作曲
作り込んでいるが故の・・・試行錯誤!?
コンペの発注の時点で、締め切りが3、4日しかないことは良くあるのですが、更にそういう時こそクオリティの高さが必要だったりします。そんな時は、如何にしてベストを尽くすかを工夫するのですが、今回は丁度ストックで合いそうな曲があったので、発注内容に沿ってリメイクすることにしました。 元々はしっかりと詰めていた曲なので、すぐに完成するかと思いきや、思いもよらない壁にぶち当たりました。かなり歌謡テイストの曲ながら、テンポを速くしてイマドキのアニソン調に仕上げていたのですが、提供先の方の雰囲気を考えるとあまりそぐわないので、とりあえずテンポを落としてみました。 すると当たり前ですが普通の古臭い...
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制作感想
インスト
制作中に考えていたこと
2019年12月、累計で1年5ヶ月ほど時間をかけたゲームのプロジェクトが完パケしました。 曲数で言うと、短いものから長いものも含めて50曲以上制作させて頂いたので、納品したwavのファイル数で言うとデモや没トラックも含めて100を超えるかもしれません。自分にとっても、このような大規模なプロジェクトに参加したのは初めてのことでしたが、制作にあたって感じたことや思い出を何回かに分けて書いていこうと思います。今回は第1回ということで、ピンポイントな内容でなく、基本的な流れとどんなことを考えて作業していたかをざっくりと書きたいと思います。 さて、今回のプロジェクトは大変ありがたいことに、非常に...
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制作感想
作曲
言いふらす!?
この何ヶ月かは、ありがたい事に所謂「決め打ち」の案件をいただいていたり、プレイヤーの方も色々バタバタしていたので、コンペに参加してもストックリメイクでやりくりする事が多かったのですが、何としてでも書き下ろしたい案件だったので、無理やりスケジュールを空けて書き下ろしました。 この件に関しては、昔から自分が馴染みのある作品用のものでしたので、制作はいつもより「降りてくる」のを待たずしてスムーズに進められたのは良かったのですが、最もやってて良かったと思ったことは、今回のタイアップの作品が好きなんだ〜!ということを割と普段から周りに話していた事です。 そういう意味でも、いつもより気合いが入...
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制作感想
編曲
作詞
作曲
即対応できるようにする
何度目かになる舞台用の一部劇伴を一任いただき、制作が始まりました。 今回とても嬉しかったのが、メイン曲の参考曲イメージが、以前自分が作った楽曲だった事です。大物作家さんになるとこれが逆にプレッシャーになると聞きますが、自分にはまだその経験がなかったのでとても力になりました。あと、またしても得意分野で攻められるのでラッキーでした。笑 舞台歌唱用の楽曲となると、色々なキャストさんや男女の歌い分けなど、音域の設定を注意しつつキャッチーな曲に仕上げるのが毎度の課題になり大変なのですが、それよりも、舞台のストーリーを彩るために多種多様なジャンルの曲を作れる、という嬉しさの方が勝り、元々自分がいろ...
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制作感想
作曲
メロディの「コレだ!感」とは!?
こんにちわトライアル作家です。 日々の生活の中、今月もう2週間も経ってるの!?え、早!・・・やばい!今月まだ1つもコンペに参加してないんですが、、、そんな事って作曲コンペをやっているとありますよね。た、多分。笑 「まずい、、、そろそろコンペに参加せねば事務所の方にやる気の無い奴だと思われる!いかん、いかん!」なんて思いながら、コンペ情報を再度じっくり眺め、1つのアイドルソングに参加を決めました。 制作はいつも通りコンペシートをよく読み、曲の構想を考えます。リファレンスの感じからリズムとベースの雰囲気を寄せつつ、コードワークとメロディを再構築! なんて事を考えて最初のdemoはすぐに...
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制作感想
作曲
提出への執念
昔から定番であり、そして意外と需要のある4クールの番組主題歌が、コンペなどで少なくとも年に1回は書く機会がありました。 アニメ主題歌でもそうですが、映像を兼ねた秒数制限の中で、できる限りの事をしないといけないので、1展開、1フレーズ、1音、1言全てにおいて非常に濃い内容にせねばなりません。 普段から、楽曲を書く際はこの点にとても拘っているのですが、アーティストや案件によって雰囲気やサウンドに重心を寄せたほうが良い場合もあるので、場面により調整する場合もあります。今回のような「いかにも」な世界観の場合だと、作家としても実力の見せ所というか、躊躇なしに濃厚味に振り切る事ができるので、個人的...
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制作感想
作曲
プロデュースと提案力
現在シンガーソングライターとして活動しているアーティストさまの、視野を広げるためのプロデュース及び制作にご協力させていただくという案件でした。取り組む期間が長くなりそうなので、まずは1曲が出来るまでを時系列で書いていこうと思います。 7月某日 事務所からの発注は、以前にも制作でお世話になった担当者の方で、その後も色々お声がけ頂いたにも関わらずスケジュールの都合でお受けできない事が多かったのと、どうやら自分のアーティスト志望の友人の所属事務所も関係しているという事で、かなり気にはなっていたのですが、他の案件で手一杯だった分、個人の決め打ちというわけでもないのでとりあえず頭の隅に置いておき...
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制作感想
インスト
短期決戦は楽しく!そしてシンセを買うことについて
一年のうち何回か極端に締め切りまでが短い案件があるんですが、今年もそれがやってきました! そういう案件の場合、超短期決戦なので肉体的には辛いものがあります。しかし、その分自分次第でその案件が成立するかしないのかが決まるので、使命感がいつも以上に高まり、やる気スイッチがかなり深く入るので精神的には結構楽しくやれています。 私は、普段から直近で使う計画が無くても「便利そうだな」と思ったソフトシンセはどんどん購入しています。 購入の際には、すぐに制作で使える「Ready to goな音源かどうか」が「音が良いかどうか」と同じくらい非常に大きな判断基準になっていますが、それはこういう短期決戦...
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制作感想
作曲
ストーリーを組み立てろ!
私は、今回一曲を作り上げるまでに、何度も同じ過ちを繰り返してしまいました。 最初に指摘されたのは、サビの後半がすっきり終わりすぎると言われたのですが、後半のメロとフレーズを少し変えただけで、直したつもりになり提出してしいました。そこで言われたのが、サビも「ストーリーを組み立てて考えろ」とのことでした。私は、言われたことをただそのままやっているだけの状態で作業していた為、合格が出るはずもなく、結局は直接小節数を伸ばせと言われるまで気づけませんでした。 ここで分かったのは、自分が今まで個人的にやってきた作曲とは、まるでレベルが違うのだということです。「ただやればいい」「出来るから良い」とい...
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制作感想
作曲
環境づくりも結果につながる
今回もK-POPアイドルが出演する舞台の主題歌制作でした。 前回の制作で流れはつかめていたので、ご依頼を頂いた時点で、既にイメージは沸いていました。ただ、舞台の主題歌でリリースは不明な分、お客さまには鑑賞中に数回しか聴いてもらうチャンスがないので、雰囲気のご指定のあった洋楽っぽさは出しつつ、覚えやすい歌謡感を出すところに注力しました。 しかしこの手の雰囲気を出そうとすると『なんか違う』感が出てしまうので、そこのバランスが最も苦労したところでした。 余談で、個人的な考えではあるのですが、洋楽をJ-POPに落とし込もうとすると、何故か古臭い雰囲気になったり(そう考えると昔の歌謡曲ってすご...
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ノウハウ
参加してこない作家さんの心理とは?
どこの事務所でもあまり参加しない作家さんがいると思いますが、不参加を気にしているならまだしも、それにも慣れてきてしまうと結局参加することが億劫になって、少しずつ居心地も悪くなってしまうかと思います。そして、事務所からは案件や様子伺いが届くのなら、時々の報告が義務として必要なのは分かっていると思うので、コミュニケーション不足は関係悪化の一途をたどっていきます。 そのうち自分に合う案件があれば参加しようと、気軽に考えている場合はそもそも不参加体質とも言えます。もし気になる案件が発生しても「今週は忙しい」とか、モチベーションが低い時の理由はいくらでも思いつきます。そして、連絡が疎かになるという...
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制作感想
作曲
今まで、そしてこれから
今回参加させていただいた案件は、女性シンガーソングライターのドラマ主題歌でした。 ドラマの主題歌は今の私にはまだ敷居が高い…でもこの雰囲気…これまでの私の作風に近いかも!やれるかも…やろう!その思いで参加を決めましたが、最初の直感通り高い山でした。 詳しい作品名などは未発表でしたが、依頼内容からイメージを膨らませて、イントロ-Aメロ-Bメロを比較的スムーズに作りました。 「サビはスケールが大きすぎないように」とのことでしたので、最初は加減しながらメロディーを選んで…。 メロチェック、、サビが弱い。 自分の力量では思いっきりやっても丁度ぐらいになるのかも、今度こそは!と、又何度もあ...
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制作感想
作曲
トライアル開始前の心境
まだ尻の青い私のトライアル作曲家としての活動が、これから始まろうとしています。 今まで主に、過去のバンド活動を通してのみの作曲経験しかない私にとって、事務所に通しての作曲活動は未知の領域です。どうなっていくんだろうという好奇心と期待の気持ちの裏には、正直、恐怖と不安しかありません。作曲の専門的な知識も乏しく、さらには作曲家としての経験値がほぼゼロな私は、果たして先輩方の皆さんに食らいついていけるのか不安です。 色々と知らないなりにも精一杯やりたいと思っていますが、最初は怒られるのも覚悟でやるしかないのかな、とも思っています。それも加味した上で、これからの活動は心底怖いですし、とても不安です...
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制作感想
作曲
夢と現実の狭間で
今回参加させていただいた案件は、「ファンと一緒に歌える楽曲」とのことでした。今思えば、絶対に何が何でもコレを書きたい!その気持ちだけでから回りしてしまったように思います。 遡ること…6歳の時に作曲らしきことを始めました。その後自分が歌うためだけに作詞作曲演奏するスタイルで活動もしましたが、この春頃から職業作曲家に興味を持ちました。無謀とも気付かないままに。がしかし、扉が開いた瞬間、私にとって只事ではないレベルなのは充分に理解できました。そしてド新人の私の目の前に、たまたま現れた夢のような案件。5日間もがいて夢見て、儚く散っていきました。今まで努力した分以上には実らない現実を思い知った瞬間...
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制作感想
作曲
作曲イメージとEQ初歩編
今回のコンペは、アニメ劇中に使用されるアイドルソングでした。テーマとしてはライブで激盛り上がる曲。特定のリファレンス(※参考曲のこと)は特にない案件でしたので、僕はリズムリファレンスのみを決めて作業に入りました。結果としては、このリファレンンスを決める作業、と言うものをもっと完成のイメージを持って、別のリファレンスも探すべきでした。 作業中に頂いたアドバイスとしては、リファレンスは3つほど立てると良いということ。 今回終わってみて、改めて振り返ってみるとリファレンスを3つ立てると言う事の大切さを理解できる作業内容でした。次回からはリズムリファレンス、音色リファレンス、楽曲リファレンスな...
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制作感想
作曲
人に合わせることの難しさ
事務所から情報を頂いて、他者のニーズに即した曲を制作するということに初めて取り組んだ。ほぼ完成品レベルの曲を仮歌含めて1週間で作るというのは正直かなり過酷で、睡眠時間を削りまくって制作を進めた。その中でも、初稿を送った際に、「シンコペが多すぎる」という指摘を受けたことはすごく学べた部分が大きかったように思う。それが良いのか悪いのかはよくわからないが、楽曲コンペだと一般の人の覚えやすさ、歌い手の歌いやすさのためにも、狭い音域でわかりやすいメロディを作ることが求められるのだと感じたのは大きな収穫であった。 しかし、もっとも苦労したのは「良い曲を作ること」以上に、事務所側との感覚のすり合わせの...
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ノウハウ
新人作家さんの最初の試練!?
トライアルを始めた作家さんにとって、何と言っても最初のハードルは、いきなり始まる実依頼への対応力ということになります。今までペースもクオリティも自分自身で自由に(楽に?)組み立てていたのが、急にリアルな依頼概要に沿って制作していくというのは、ぬるま湯で生活していた時とは一変して、想定外の激アツ熱湯風呂に入る様な「これがプロの温度か!」と感じるのではないでしょうか?そして徐々に、指定の音域内でメロを作るのがとてつもなく高いハードルに思えてしまい、応募時はキャッチーなメロディ制作に自信があった筈なのに、徐々に迫ってくる〆切に焦っていくのです。 何とか作業を進めて、ようやく1番のメロディが出来...
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制作感想
作曲
発注の本質
今回制作する際に、依頼の内容は邦楽の有名なファンタジー系バンドの雰囲気がありつつ、戦うイメージも兼ねたコンセプトがありました。しかし、その参考曲の雰囲気を残しながらバトルの雰囲気を少しつけるというのは、未知の挑戦にしてかなり難題なものでした。チェックを通してどうしても明るくなりすぎてしまったりと、発注の本質を汲み取るということができなかった依頼でした。なんとかそれ相応なものはできましたが、最初の提出が遅れた影響もあり、ギリギリな作業になってしまい、今回の制作は苦痛が続く戦いでもありました。 結果としては決勝までは行ったものの最後に敗れてしまいました。提出の条件はシンセメロでも問題はありま...
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制作感想
作曲
作曲中の問題とこれからの反省点
女性新人アーティストへのコンペ参加しましたので、感想を書きたいと思います。 提供アーティストは、10代の歌の上手で声が綺麗系のタイプ、アーティストのイメージ的には、思春期特有の闇感のあるアーティストでした。レコード会社の希望の楽曲は、洋楽テイストのパワー系のメロディを押した楽曲。 今回のコンペは、自分としてはレコード会社希望の洋楽のパワー感とアーティストが持つ綺麗系の声とのバランスを曲中でいかにとるのかが肝になる内容・・・というのが、コンペシートを見たときの第一印象でした。そしてこの印象は見事に的中しました。1回目のメロチェックでは、かなりパワー系のメロディで提出しましたが、やはりアー...
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制作感想
作曲
普段からの人間関係が結果に繋がる
今回の制作はK-POPグループのメンバーが主演の舞台で、キャストが歌唱する楽曲と劇伴の一部の制作でした。曲数は8曲ですが、発注の時点で納期まで2週間を切っている状態でしたので、かなり急な案件なのと、諸々の都合上で作詞、作曲、編曲を全て一人でこなすということで追い詰められましたが、ピンチに燃える性質がある分、何としてでもやってのけようという気持ちで取り掛かりました。ギタリストの仕事もちょうど落ち着いていた分、スケジュールの工面もやりやすかったのでラッキーでした。 楽曲ジャンルは、洋楽に寄せつつメロはしっかりする、所謂K-POPなアプローチの曲が中心で、その他、各シーンに合わせたミュージカル...
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制作感想
作曲
リサーチ不足は命取り
今回の記事は、経済規模の大きいアイドルグループへのコンペに新人作家がチャレンジしてやってしまった事を書き残したいと思います。状況としては、憧れのプロの現場に意気揚々と参加して相手の能力の高さも調べないで1ラウンドTKOをもらった感じです。提供アーティストへの知識は名前は知っているが、表題曲位しか軽く知っていない程度。リファレンス曲は、今まで一度も作ったことがないビックバンド感のあるロカビリーポップス。そして、そこにきて自身の完全なリサーチ不足での挑戦。今思えば標高7000m級の山にTシャツとサンダルで挑戦、当然の様に失敗して救助ヘリを呼ぶヤバイ奴です。 当然のことながら、やはり戦う前には...
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制作感想
作曲
ネガティブキャンペーン
コンペに提出する際は、楽曲そのもののクオリティーは勿論ですが、エンジニアとしての技術や知識もある程度必要になります。その壁は想像以上に分厚く、突破できなければ「やっていけない」と断言しても過言では無いでしょう。サウンドがまとまらないことには提出すらできない。やっと提出に漕ぎ着けても、少しでも「?」と思われてしまえば、結果として評価されない自身のネガティブキャンペーンになってしまいます。 上記は一例ですが、こういった恐怖と隣り合わせで戦い続けることが作家活動の1stステージなのだと思います。けれど、そこで屈してしまえばそれでおしまい。あなたの代わりはどこにでも居ます。そういう世界です。誰に...
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制作感想
作曲
コライト体験談
大先輩クリエイターの協力を得て楽曲制作した際の話です。 原案を提出し、歌詞はこのままでメロと楽曲の方向性は全く変えよう!からスタートした初めてのコライト。楽曲依頼書は一つでも、受け取り方は十人十色であることに面白みを感じた瞬間でした。また、制作過程において自身の専門知識の乏しさは常に付きまとい、作家として自己満足で終わらない為にはまだまだ勉強しなければいけないな、と兎に角痛感しましたね(苦笑)。今回のケースは暖かくサポートしてくださる方と組めたことが本当にラッキーだったのだと思います。 コライトではより深い専門知識を得られただけではなく、自身の足りない点が明瞭になることによって直近の目...
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制作感想
作曲
ロック=歪んだギター?
「ロック」というジャンルを希望される依頼がある。 私は高校からエレキギターを弾き始め、約30年間弾き続けている。エレキギターがロックに直結するわけではないが、ロックというジャンルとは何か?をなんとなくは理解しているつもり。 しかし、「ロック」と依頼されて自ら制作した楽曲は、これはロックなのか?思う事がある。 何故なら、ジャパニーズメロディに支配された楽曲になるからだ。アイドルやアニメ向けに制作する楽曲にはポップなメロディが必要だ。ここでいうポップとは、流れるような綺麗なメロディという事だけに決してとらわれないが、一部のコアなリスナー向けではなく、より多くのリスナーの心を掴むような大衆...
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制作感想
作曲
継続のモチベーション
今回は、10年以上第一線で活躍する有名女性アーティストの参加したコンペについて、お話させて頂こうと思うのですが、その前に、楽曲コンペについて少し触れたいと思います。 ご存知の方も多いかもしれませんが、楽曲コンペと言うのは平たく言えば楽曲のオーディションのようなものです。今のコンペの殆どのケースで、作曲者は作曲そのものだけでなく、提出には曲の完成図がイメージ出来そうなデモ音源を作る必要がある為ある程度のアレンジからミックスまで行い、また、仮歌の方に謝礼を払って歌入れを依頼します。このようにコンペに参加する作曲者には、ある程度の労力と負担が必要とされます。しかしながら、そのコンペで採用されな...
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