クリエイターの悶絶生活編集部

決して悪くないのに、何か違う?

asian male composer making music in home studio

現状、自分にとって作曲というのは「直感」に近い所があって、特に最近だと発注書を読んでいる段階で勝ち負け(採否という意味ではない)が判ってくるようになってきました。

その「直感」がある時ない時でも、「仕事」である以上やり遂げ無いといけないので、取捨選択ばかりはできないのですが・・・。直感と言えど結局それを形をするには、メロを作って、歌詞を書いて、楽器を録音して、歌を録ってという作業は待っているので、完成するまでは多くの作業が必要な分結局大変ではあるのですが、やはり直感で最終系の姿がすぐに見えてくる時は、完成系もしっかりしたものができます。

逆に「直感」が全く無いときは、完成形をなんとか想像しながら制作を進めはするのですが、どうしても完成した時に「ん〜サウンドはかっこいいし機材も新調した分音もよくなったんだけど・・・、なんか違うな。」となってしまいます。これまで音楽理論もしっかり勉強してきて、楽器も超膨大な時間を練習に費やしてきましたが、この「直感」の部分だけは理論的に全部を説明できません。

おそらく、これまで自分が触れてきた音楽や好き嫌い、あらゆるものが影響している事なんでしょうし、そういう理論武装で押し切れないところが、作曲の面白い所でもあるのですが、やはり音楽はあくまでも「作品」なんだなと思った瞬間でした。