グローブ・エンターブレインズで初コンペ
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制作感想
「時間」と「環境」で勝ちに行く
最近流行り(?)のグループで、メンバー紹介ソングの制作にチャレンジしました。 特に、歌詞の内容やメロディの構成はそのグループのためだけに作るので、不採用の場合、他の案件にリメイクなどがしづらくリスクが高いのですが、逆にやるとなったら採用とるつもりでしっかり展開と構成、内容の辻褄を合わせたりグループの情報を徹底的に調べて取り組みました。 実は、よくある自己紹介ソング系はループのビートに適当に一人づつラップとかで紹介して行くものが多くて、メンバーの人数も多いと個人的に正直ダラダラして曲として聴いてられないな・・・ってものが結構多い気がしていたので、そこを打開するためにメンバー毎の特色の差異...
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制作感想
作曲
コライトチャレンジ(Rap編)
僕は昔はバンドマンだったので、曲作りの際はメンバーでスタジオに入って何時間もあーだこーだ言いながら、皆でパーツを組み合わせて1曲1曲膨大な時間をかけて仕上げていました。メリットとしては、自分では思いつかないようなアイデアが出るので楽曲の視野が広がりますが、デメリットは、アイデアがぶつかりすぎてまとまらないことです。 プロの作家になってからは、基本的には作詞・作曲・編曲と3つの役割に別れるわけですが、作曲をする立場から言うと、僕個人的に一番困るのが「ラップ」のニュアンスです。仮歌を録る場合、歌い方の違いはあれど、メロディはシンセメロの音符に沿って歌いますが、ラップははっきりとした音情報がな...
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制作感想
作曲
リファレンスらしさ
今回の案件は、「バンドとエレクトロの融合」がテーマだった。リファレンス(=参考曲)として指定されていた楽曲は普段あまり聴かないタイプのものであったが、バンドとEDMらしさの融合そのものは昨今色々耳にしていたこともあり、安易な気持ちで参加表明した。「全面ディストーションサウンドを求めているわけではない」というような表現もあり、クリーントーンのカッティングから始まるハーフタイムシャッフルのビートで、ややファンク気味なアプローチでバンドサウンドを制作していった。 しかし、1度目に提出した後に受けた指摘が、「リファレンスらしさが足りない」ということであった。正直なところ、リファレンスとは別の角度...
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制作感想
作曲
リサーチ不足は命取り
今回の記事は、経済規模の大きいアイドルグループへのコンペに新人作家がチャレンジしてやってしまった事を書き残したいと思います。状況としては、憧れのプロの現場に意気揚々と参加して相手の能力の高さも調べないで1ラウンドTKOをもらった感じです。提供アーティストへの知識は名前は知っているが、表題曲位しか軽く知っていない程度。リファレンス曲は、今まで一度も作ったことがないビックバンド感のあるロカビリーポップス。そして、そこにきて自身の完全なリサーチ不足での挑戦。今思えば標高7000m級の山にTシャツとサンダルで挑戦、当然の様に失敗して救助ヘリを呼ぶヤバイ奴です。 当然のことながら、やはり戦う前には...
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制作感想
作曲
ロック=歪んだギター?
「ロック」というジャンルを希望される依頼がある。 私は高校からエレキギターを弾き始め、約30年間弾き続けている。エレキギターがロックに直結するわけではないが、ロックというジャンルとは何か?をなんとなくは理解しているつもり。 しかし、「ロック」と依頼されて自ら制作した楽曲は、これはロックなのか?思う事がある。 何故なら、ジャパニーズメロディに支配された楽曲になるからだ。アイドルやアニメ向けに制作する楽曲にはポップなメロディが必要だ。ここでいうポップとは、流れるような綺麗なメロディという事だけに決してとらわれないが、一部のコアなリスナー向けではなく、より多くのリスナーの心を掴むような大衆...
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