グローブ・エンターブレインズで初コンペ
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ノウハウ
満足度を聞くのは・・・
先程、アレンジャーの方に「どの程度の満足度ですか?」と聞いた所、「毎回こんなものを出してきてどの程度出来たものを送ってきたんだよ、と面接されている気持ちでした」と返答がありましたので、その方には真意を補足説明しました。 満足度を聞く理由は、頑張って提出したことに満足してしまうと音楽的な自己評価が曖昧になりやすいから、「どの程度の作業が残っているのかを確認」するのが目的になります。提出した作家が「自分には甘くなる」のは仕方ないですが、満足度の答え方でその方のメンタリティが分かるので、詰めが甘いと感じた時に大抵質問してます。厳しいと感じるかも知れませんが、作家と事務所は運命共同体なので、作家...
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ノウハウ
コロナ後の世界「作家として生き抜く3つの方法」
前回のコラム「これから起こりうる10の事象」で、現在音楽制作会社に起きていること、または起こりうることをご案内しましたが、今回はそんな厳しい状況の中でクリエイターの生き残り術編になります。 ①提出率の底上げ ・作りにくい案件、短納期ほど、率先して参加すべきです。そういう案件ほど、採用されやすいだけじゃなく採用時は担当者との距離感が一気に縮まりやすい為、作家ブランドが急上昇のチャンスと言えます。特に短納期の案件ほど、集まった楽曲の中から直しながらでも成立させないといけない時もあり、提出しておくと思いも寄らない採用機会となります。 ・依頼が来ているのに慎重に選択し過ぎてしまうのは、逆に言...
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ノウハウ
コロナ後の世界「これから起こりうる10の事象」
2020年は、コロナにより一変してしまいすっかり特殊な年となってしまいました。それも有効な薬が開発されるまでの辛抱かとは思いますが、既に起きていることで作家に与える影響など、イチ音楽制作事務所の所感として記述しておきます。 ①依頼数の減少 昨年までは、毎年5%程度のシングルアイテム数の減少が、今年と来年で更に1〜2割程度の発売激減を想定。CD発売の減少は、カップリング制作の機会(=1枚に付き4〜5曲)も一緒に消失するので、今年の案件数減少は想定よりも下振れに推移するのも覚悟しておく必要がありそうです。シングルは、ドラマやアニメが軒並み延期により発売再検討の影響があり、ライブの中止や延期...
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ノウハウ
トライアルの合格基準
今回は、普段応募がある時に重視しているポイントをご紹介します。 まず一つ目は、資料内容。これは、対象アーティストの案内がない楽曲をお送りしてくるケースが多く、試聴した所でその殆どはただの自作デモか自分のバンド、アーティスト活動用の楽曲を送って来ていると邪推してしまいます。作曲家募集の応募作品返答キャンペーンは、あくまで所属作家用の募集に対してのサービスであり、個人活動の作品にコメントすることは想定しておりません。従って、対象アーティスト名も含めて十分に検討して頂きたく思ってます。個人情報に関しても、メール本文で個人情報も名前と電話だけとか概略ではなく、ワードやエクセル、またはテキストでも...
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ノウハウ
身の程って何!?
新人が参加する案件を検討するのに、知名度バツグンの売れているアイドルに参加したがるのも気持ちは分かるのですが・・・。 当然売れているアーティストは、日本の英知が結集しているのと、最近は外人の優秀なクリエイターも多くライバルは国内に留まりません。つまり、軽装に見えるビギナーが最高峰と言われる山々に登っても下山させられるのが関の山で、頂上に登れる確率は殆ど皆無と言うのが一般的な判断になってしまいます。その為、新人が効率よく実績を積み重ねて勝ち慣れていくのには、自分の実力と案件の適性を見極められるといいのですが・・・、どうしても良く知っているアーティストや好きな作品のタイアップだと冷静に判断しにく...
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ノウハウ
メロの説得力とは!?
案件ごとによく作家さんにメロ修正を相談する事がありますが、大抵「無難すぎる」のが理由として多い気がします。メロが軽く感じるのと、説得力あるメロの違いって、どこから来るのでしょうか? これは、以前ある作家さんとのやりとりなんですが、その作品はサビが非常にキャッチーなのに、Bメロが音を置きに行っている気がしたので修正をお願いした所、いつもなら筆の早い作家さんが2日音沙汰なしに。そこで様子伺いしてみたら、その作家さんは言い放ちました。「Bメロなんていくらでも出てくるんですよ。ただ、いくらでも出てくるメロディに正解はない気がして。もうバージョンも20超えているんですが(泣)」 現状のVer...
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ノウハウ
参加してこない作家さんの心理とは?
どこの事務所でもあまり参加しない作家さんがいると思いますが、不参加を気にしているならまだしも、それにも慣れてきてしまうと結局参加することが億劫になって、少しずつ居心地も悪くなってしまうかと思います。そして、事務所からは案件や様子伺いが届くのなら、時々の報告が義務として必要なのは分かっていると思うので、コミュニケーション不足は関係悪化の一途をたどっていきます。 そのうち自分に合う案件があれば参加しようと、気軽に考えている場合はそもそも不参加体質とも言えます。もし気になる案件が発生しても「今週は忙しい」とか、モチベーションが低い時の理由はいくらでも思いつきます。そして、連絡が疎かになるという...
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ノウハウ
新人作家さんの最初の試練!?
トライアルを始めた作家さんにとって、何と言っても最初のハードルは、いきなり始まる実依頼への対応力ということになります。今までペースもクオリティも自分自身で自由に(楽に?)組み立てていたのが、急にリアルな依頼概要に沿って制作していくというのは、ぬるま湯で生活していた時とは一変して、想定外の激アツ熱湯風呂に入る様な「これがプロの温度か!」と感じるのではないでしょうか?そして徐々に、指定の音域内でメロを作るのがとてつもなく高いハードルに思えてしまい、応募時はキャッチーなメロディ制作に自信があった筈なのに、徐々に迫ってくる〆切に焦っていくのです。 何とか作業を進めて、ようやく1番のメロディが出来...
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ノウハウ
音域は絶対条件ではないけど・・・
今回は、普段メロチェックしていて、新人作家とのやりとりを書こうと思います。依頼書で音域が書いてある時に、声優さんや新人歌手、フォーメーションが複雑なアイドルには、音域厳守が優先順位で高めと言えます。ただ中堅のアーティストなどには、敢えて歌いやすいファルセットを提案したり、半音オーバーしてもメロを優先させるかどうかは、直近の作品や様々な状況を鑑みた上で提案しても良いと考えてます。逆に年配の歌手だと、音域に少し余裕を持たせて提案した方が良いと思ってます。更にシングルだと、ライブで後半連続して歌う可能性があるので躊躇しますが、アルバムやc/wだと検討の余地もあると思ってます。従って音域が記述していて...
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