作詞家になるために | クリエイターの悶絶生活編集部

作詞家になるために

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歌手イメージ :
/ 男性アイドルグループ
制作ジャンル :
/ ポップス
発売条件 :
/ シングル表題曲
工程 :
/ 作詞について

これまで「自分で歌うため」の曲ばかり書いていましたが、ひょんなことから「アイドルへの楽曲提供」を志し、グローブ・エンターブレインズの門を叩きました。
 と言っても、応募は自分で選んだ課題曲に当てた歌詞とプロフィールをメールに貼って、ポチっと送信しただけ。返事来るかなあ、来ないかなあ……と悶々とする間もないほどの爆速でご返信をいただき、更にはコンペの案件情報まで送られてきて、驚きのあまりええっ!?と声が出ました(笑)

筆の速さだけには自信があったので、早速制作に取り掛かり、張り切って(必要無いのに)仮歌まで録り、4時間ほどで原稿送信。
・・・結果は没。慌ててもう一度書き直し、翌日には送信。その後、大友さんに気になる部分を赤字にしていただき、Skypeでダメ出しをいただく。

ここでようやく、今まで自分がいかに「何も考えずに」詞を書いてきたか、ということを思い知りました・・・。

 元のメロディをいじる(音符を増やす・減らす)など言語道断、一発でレッドカード。などという、基本中の基本から、一つ一つの言葉の「必要性」、物語の表現、コーラス部分の歌詞の使い方、文節のマッチング度合い、時間軸の意識、「小手先で書いてはいけない」などなど・・・。ここでは書ききれないほどたくさんのダメ出しをいただきました。1を10にするための「アドバイス」ではなく、0にすら辿り着けていないことに気付かせてくれる「ダメ出し」です。

 作詞家は、日本語を扱う仕事。曖昧な、ありきたりな言葉でメロディを埋めるだけだったり、正しく機能していない言葉が羅列されているような歌詞は、存在価値0です。
 自分の作品ならそれでいいかもしれない。けれど、作詞家は依頼してくださった方、ひいては「誰かのものになる」ための作品をつくる仕事です。そういう仕事をするために、私は門を叩いたわけだったのですが・・・。
 歌詞を書くって、難しい・・・。今まで何の気なしにやっていたことが、突然脅威に感じた夜でした。

 ですが、大友さんからのダメ出しはとても具体的でわかりやすく、課題点もたくさん(どころではない…)見つかったので、次こそは0に、そして1に出来るように、勉強して妄想力・表現力・語彙力を身につけよう!と奮起しています。運も実力のうち、と言いますから、いつ何時もどんな依頼にもしっかり対応できるように、日頃からアーティストさんなどの研究もしつつ、降ってきた運を逃さない瞬発力も鍛えないといけませんね。

アドバイスはコレだ!

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