例えば、普段使わない楽器を入れるような制作のオーダーがあった際、元々DAWに入っているシンセで一旦間に合わせますが、その楽器がメインで鳴るような楽曲だと、どうしても噓っぽくなってしまうというか、楽曲自体の質が低下してしまいがちです。
こういう時、その楽器に対してEQやベロシティをいじったり、コンプを見直したり・・・、気づけばそれを永久ループしていて何も解決していない事ってよくあると思います。そういう時にオススメなのは「つべこべ言わずにお金を使え」です。笑
というかそうしないと解決しません。薄情な世の中ですよね。以前、事務所の先輩に「どうしたらもっと良い曲やアレンジができるようになりますかっっっ」と真面目に質問をしたところ「お金使えば」と言われたのは一生の宝です。笑
具体的にいうと、ケチケチせずにちゃんとした音源やシンセを買う、という事です。今回も、もう悩むのはやめて、新しいシンセを何種類か買いました。当然ギャラの額を上回っています。爆笑
ただ、それにより作業が倍以上に早くなったので、そのスピードで別の案件をこなしてしまえばすぐに元は取れる訳です。
多分こういうのを繰り返すのがDTMerの沼なんだと思います。笑
でも、やっぱりそうやって文句を言いながらも新しい武器を手に入れるのって、楽しいじゃないですか?楽しみながら、より高いクオリティにしていけたら最高ですよね!以上、沼から抜け出せない所まで浸かってしまった一作曲家の話でした。