締め切りが短い時や発注内容に添う場合は、ストック曲での提出で対応する事も多いのですが、いかんせん1、2年くらい経ったストックの場合は・・・
「あぁ、、、この部分もっとこうしたいな」
「ここのサウンドこっちの方が今っぽいな」
「いやこれキック埋もれ過ぎじゃねw」
とか、色々今の成長を感じる(という事にしておく)ので、時間がある限りリメイクすることが多いです。工事の余地が多すぎる場合は、諦めてデッドストックになっちゃう場合もありますが、普段からのメロチェックのお陰かそうなる曲は比較的少なく「丹精こめて作った曲なんだ、もっと良くしてあげよう!」と思えるのは嬉しいです。今回は男曲→女曲への変更と、提出まで割と時間があったのでサビ終わりのメロディとサウンドの傾向、歌詞を見直す事にしました。
・・・これが元々の曲のイメージが染み付きすぎて進まないのなんのって笑。
打開したきっかけは、先にキーを女性キーに変更して、サウンドを調整するところまでやってしまうと、だいぶイメージが変わるので、そこからはメロ調整の作業が早かったです。結局サイズなどを後から調整するので、作業としては二度手間になったけど。最近は一時に比べて、同じ所をウロウロしすぎて無駄な時間を浪費しなくなってきたなぁと実感しています。
具体的に例を挙げると・・・
・なんかあんま良くないメロかも!?でも何回も聴いてたらOKって思えるかも・・・と何万回もリピートしている→次の日改めて聴いてみて結局ボツ!
・ギターのリズム悪いなぁ、ここ直してあそこ直して、ちょっとチューブシミュレートかけて、リズム直して→次の日録り直し
・キック浮いてこないなぁ。EQかけてコンプかけて。よし!EQかけてコンプ(繰返)→次の日音色選び直し→なんかベースと噛み合っていない→というよりそもそもアレンジがイケてない
いつも思うのが、「なるべく早いうちに諦めて振り出しまで崩してしまおう」ですね。うまく積めてない積み木はいくら積んでもうまく完成しないです。
ただ「無駄な時間を浪費しなく」なるためには「無駄な時間を浪費する」事から得られる結果でもあるので、結果的に無駄な時間なんてないんだ!・・・と、自分に言い聞かせて今日も作曲を頑張っていこうと思います!