結局、作詞って「センスでしかない」世界なのでは?などと、勉強すればするほどナイーブな気分になって参りました・・・。
テーマ性、情景描写、心理描写、韻を踏むetc。作詞講座のテキストを読んだり、偉大な作詞家の方のドキュメンタリーを見て学べる部分を探そうとしたり。もがいて、勉強すればするほど、漠然とした「難しい・・・」に帰結してしまいます。頭では理解していても、いざまた書こうとすると、ひどい時には何も浮かんで来ない・・・。あまりにも的確なダメ出しをされすぎて、またNGを出されたらどうしよう、と手が怯んでしまっている状態なのだと思います(笑)
しかし、今日ふと、耳に入ってきた曲を聴きながら、「・・・この歌詞、ダサい!」と感じた自分がいました。きちんと商業化されている楽曲なので大変失礼な話なのですが、すぐに歌詞を検索し、何故今ダサいと感じたのか?と分析しながら改めて読みました。この表現は漠然としていてよくわからんな、サビの最後でいきなり「キミが好き」と言い出して面食らったな、などと・・・。
その上で、勉強し始める前までの自分の作品を再度読み返すと、やはり「・・・この歌詞、ダサい!」(笑)。・・・笑い事ではございません。ダサいと感じた理由はさまざまですが、ダサいものはどう取り繕ってもダサい。そんな切ない現実を、自分の作品を眺めて学びました。
もちろん、作詞家が目指すもの・提供すべきものは「ダサくないもの」ではなく「魅力的なもの」なので、この学びが前進と言えるのかどうかはわかりませんが・・・。まずはスタートラインに立つべく、自分のセンスを信じて、詞を書きたいと思います。