参加してこない作家さんの心理 | クリエイターの悶絶生活編集部

参加してこない作家さんの心理とは?

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歌手イメージ :
/ その他
制作ジャンル :
/ その他
発売条件 :
/ その他/未定
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/ 制作全般について

どこの事務所でもあまり参加しない作家さんがいると思いますが、不参加を気にしているならまだしも、それにも慣れてきてしまうと結局参加することが億劫になって、少しずつ居心地も悪くなってしまうかと思います。そして、事務所からは案件や様子伺いが届くのなら、時々の報告が義務として必要なのは分かっていると思うので、コミュニケーション不足は関係悪化の一途をたどっていきます。

そのうち自分に合う案件があれば参加しようと、気軽に考えている場合はそもそも不参加体質とも言えます。もし気になる案件が発生しても「今週は忙しい」とか、モチベーションが低い時の理由はいくらでも思いつきます。そして、連絡が疎かになるという事は、確実に以下のリスクが発生していきます。
・依頼案件一つ一つに事務所と依頼した担当者との人間関係がありますので、不参加は事務所の信用度に少なからず悪影響します。
・打席に立たないと、作家さんの提案精度やスピード力がサビつきますので、確実に採用力が落ちていきます。対応力が落ちると、折角メーカーからの修正にも必要以上の時間がかかってしまい、打ち所が悪くなると対応力不足が露呈という大きいマイナス営業となり、関係も継続しにくくなってしまいます。そうなると、事務所との関係も更に悪影響を及ぼします。
・採用は何よりも薬になるので、その採用が出ないと作家さんのモチベーションが低下してしまいます。それは、才能を咲かせる土壌が枯渇していくという状態を意味します。

自分の強みを強力な武器にするには丹念に磨くしかなく、課題は少しずつ改善していくしかありません。そこに近道はないので、作家さんは例に漏れず、音楽的に課題は山積みのまま戦っています。戦っている人程、時々振り返った時に手探りの僅かなアップデートを実感して、また精進していくのです。時間がなくても途中まで制作しておけば、次に似た様な案件が発生した時に、途中から頂上を目指します。これが必要な戦い方で、だからこそ事務所は、戦友として作家さんを最大限サポートするのです。

これはネットで見つけた言葉ですが、大変だと思う程それは大きく変われるチャンスだと考えましょう。採用が出ないなら、自分だけで悩まないで事務所側と話し合うべきだし、会社側に何か要望がある場合は普段から気軽に相談するべきだし、相談しているなら諦めずに継続すべきかと思います。もし結果的に、連絡不足のままの不参加が続いてしまうと、作家さん自身の元々音楽の感動体験を伝えたいという志しも擦り減ってしまう、真綿で首を絞める行為と言えるのではないでしょうか?事務所に相談する事も諦めて、案件と戦う事も諦めてしまう人は、作品作りも甘くなる事は想像に難しくありません。そんな作家さんが、心機一転事務所を変えた所で長く続かないのでは?・・・と、危惧してしまいます。才能があって長くご一緒したいと思ってお声掛けしていても、不戦敗体質の作家さんだと残念というか、・・・無念な気持ちになります。

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クリエイターの悶絶生活編集部

2002年に全員実績ゼロの新人作曲家4人のみで作家事務所として創業し、現在はメジャー案件の歌ものを中心に、番組BGMやライブ音源、ゲームやその他インストも制...

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