◆はじまりは「ポチッ」
ずっと気になっていた、応募者全員に曲のアドバイスを返信してくれるキャンペーン。チキンな私は、ボロクソに言われるのが怖くて、なかなか応募できずにいました。最近ようやく、歌い手を意識した曲作りができてきたという実感が出てきて、今後の方向性について悩み出していたので、思い切ってキャンペーンにポチッと応募。
「あー、ついに送っちゃった…」
「忙しいだろうから、返信は遅いかもな」
「きっとダメ出しオンパレードだろうから、落ち込まずにちゃんと作品を見直していかないと…」
応募の時点で、すでに悶絶&ネガティブ(笑)。でも、実際は悶絶するほどの時間はありませんでした。
11分後、「トライアル合格」の返信。応募曲に対していいところ・悪いところが書かれているとともに、スカイプの用意ができたら連絡するように、とのこと。
11分・・・。さすがにそんなに早く返信がくると思っていませんでした。応募のドキドキを落ち着かせるために、水飲んでトイレ行って、パソコンの前に戻ったら返信が来ている、っていう。
喜びを噛み締める間もなく「やべぇ、今すぐスカイプ設定しなきゃ・・・!」って、心臓はユーロビート状態になりました。鼓動はNIGHT OF FIRE。日中だったけど(笑)。
◆「ポチッ」までの2年
グローブ・エンターブレインズを知ったのは、「作曲家 募集」で検索をした2年ほど前。しかし、前述のとおりチキンなので応募できず・・・。とりあえず、度胸試しにクラウド系の作曲家登録サービスを使って、楽曲のコンペに参加してみることにしました。運よく、最初のコンペでTV番組のBGMに採用してもらい「これイケるんじゃね?」と思ったのも、つかの間。その後は、書いても書いても採用に至りませんでした。今思えば、書くことに必死で、「何が良くなかったのか」「どうすればもっとクライアントの求める曲が書けるのか」を考えてなかったのが良くなかったと思います。そうこうしているうちに、登録していたサービスが終了。1年ほどのコンペ生活から解放され、自分の音楽性について見直すようになり、改めてグローブ・エンターブレインズのキャンペーンを意識しながらの曲制作が始まり、ようやく応募に至ったというわけです。
◆スタートラインの景色
トライアルに合格し、ようやくスタートラインに立った今、すでに悶絶生活が始まってます。まず、どのコンペをやろうか。手あたり次第コンペに参加してみようか。いや、いろいろ手を出して全部中途半端になるなら、1つのコンペに集中するべきか。というか、メロチェック、通るんだろうか。仮歌の方に、スケジュール的に多大な迷惑をかけるんじゃないか。
チキンな私は、不安ばかり。
でも今は、以前と違って目標があります。「自分を信じて、一緒に頑張ろうと言ってくれる人がいる。そんな人たちと、採用の喜びを味わってみたい。」
まずは、1曲。
そんな目標を実現させるべく、また次の「ポチッ」をしなきゃ、と思っています。