作曲の大変さを思い知る
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制作感想
作曲
作曲イメージとEQ初歩編
今回のコンペは、アニメ劇中に使用されるアイドルソングでした。テーマとしてはライブで激盛り上がる曲。特定のリファレンス(※参考曲のこと)は特にない案件でしたので、僕はリズムリファレンスのみを決めて作業に入りました。結果としては、このリファレンンスを決める作業、と言うものをもっと完成のイメージを持って、別のリファレンスも探すべきでした。 作業中に頂いたアドバイスとしては、リファレンスは3つほど立てると良いということ。 今回終わってみて、改めて振り返ってみるとリファレンスを3つ立てると言う事の大切さを理解できる作業内容でした。次回からはリズムリファレンス、音色リファレンス、楽曲リファレンスな...
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作曲
人に合わせることの難しさ
事務所から情報を頂いて、他者のニーズに即した曲を制作するということに初めて取り組んだ。ほぼ完成品レベルの曲を仮歌含めて1週間で作るというのは正直かなり過酷で、睡眠時間を削りまくって制作を進めた。その中でも、初稿を送った際に、「シンコペが多すぎる」という指摘を受けたことはすごく学べた部分が大きかったように思う。それが良いのか悪いのかはよくわからないが、楽曲コンペだと一般の人の覚えやすさ、歌い手の歌いやすさのためにも、狭い音域でわかりやすいメロディを作ることが求められるのだと感じたのは大きな収穫であった。 しかし、もっとも苦労したのは「良い曲を作ること」以上に、事務所側との感覚のすり合わせの...
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作曲
発注の本質
今回制作する際に、依頼の内容は邦楽の有名なファンタジー系バンドの雰囲気がありつつ、戦うイメージも兼ねたコンセプトがありました。しかし、その参考曲の雰囲気を残しながらバトルの雰囲気を少しつけるというのは、未知の挑戦にしてかなり難題なものでした。チェックを通してどうしても明るくなりすぎてしまったりと、発注の本質を汲み取るということができなかった依頼でした。なんとかそれ相応なものはできましたが、最初の提出が遅れた影響もあり、ギリギリな作業になってしまい、今回の制作は苦痛が続く戦いでもありました。 結果としては決勝までは行ったものの最後に敗れてしまいました。提出の条件はシンセメロでも問題はありま...
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作曲
作曲中の問題とこれからの反省点
女性新人アーティストへのコンペ参加しましたので、感想を書きたいと思います。 提供アーティストは、10代の歌の上手で声が綺麗系のタイプ、アーティストのイメージ的には、思春期特有の闇感のあるアーティストでした。レコード会社の希望の楽曲は、洋楽テイストのパワー系のメロディを押した楽曲。 今回のコンペは、自分としてはレコード会社希望の洋楽のパワー感とアーティストが持つ綺麗系の声とのバランスを曲中でいかにとるのかが肝になる内容・・・というのが、コンペシートを見たときの第一印象でした。そしてこの印象は見事に的中しました。1回目のメロチェックでは、かなりパワー系のメロディで提出しましたが、やはりアー...
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作曲
普段からの人間関係が結果に繋がる
今回の制作はK-POPグループのメンバーが主演の舞台で、キャストが歌唱する楽曲と劇伴の一部の制作でした。曲数は8曲ですが、発注の時点で納期まで2週間を切っている状態でしたので、かなり急な案件なのと、諸々の都合上で作詞、作曲、編曲を全て一人でこなすということで追い詰められましたが、ピンチに燃える性質がある分、何としてでもやってのけようという気持ちで取り掛かりました。ギタリストの仕事もちょうど落ち着いていた分、スケジュールの工面もやりやすかったのでラッキーでした。 楽曲ジャンルは、洋楽に寄せつつメロはしっかりする、所謂K-POPなアプローチの曲が中心で、その他、各シーンに合わせたミュージカル...
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作曲
リサーチ不足は命取り
今回の記事は、経済規模の大きいアイドルグループへのコンペに新人作家がチャレンジしてやってしまった事を書き残したいと思います。状況としては、憧れのプロの現場に意気揚々と参加して相手の能力の高さも調べないで1ラウンドTKOをもらった感じです。提供アーティストへの知識は名前は知っているが、表題曲位しか軽く知っていない程度。リファレンス曲は、今まで一度も作ったことがないビックバンド感のあるロカビリーポップス。そして、そこにきて自身の完全なリサーチ不足での挑戦。今思えば標高7000m級の山にTシャツとサンダルで挑戦、当然の様に失敗して救助ヘリを呼ぶヤバイ奴です。 当然のことながら、やはり戦う前には...
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作曲
忙しい中でのクオリティ維持
今回はゲーム収録楽曲の案件で、バンドの方向性はスカロック。自分の世代的にスカバンドは流行っていたので、曲の感覚は体に入っている分、取り掛かるのに腰は重くなかったです。 普段は下調べや準備などでまとまった時間が必要なので、最初の一歩のハードルが高かったりしますが、その時間が必要無い分すぐに組み立てに入ることができました。ただ、今回に関してはバンドにとって変わり種曲で、クラシック曲のモチーフを入れるという指定があり、自分の中の作曲の定型文に当てはめて制作できないので、ここで躓く事になりました。さらに、普段並行しているギタリストの仕事で、RECやツアーのリハーサルががっつり入っていたので、締め...
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作曲
ネガティブキャンペーン
コンペに提出する際は、楽曲そのもののクオリティーは勿論ですが、エンジニアとしての技術や知識もある程度必要になります。その壁は想像以上に分厚く、突破できなければ「やっていけない」と断言しても過言では無いでしょう。サウンドがまとまらないことには提出すらできない。やっと提出に漕ぎ着けても、少しでも「?」と思われてしまえば、結果として評価されない自身のネガティブキャンペーンになってしまいます。 上記は一例ですが、こういった恐怖と隣り合わせで戦い続けることが作家活動の1stステージなのだと思います。けれど、そこで屈してしまえばそれでおしまい。あなたの代わりはどこにでも居ます。そういう世界です。誰に...
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作曲
コライト体験談
大先輩クリエイターの協力を得て楽曲制作した際の話です。 原案を提出し、歌詞はこのままでメロと楽曲の方向性は全く変えよう!からスタートした初めてのコライト。楽曲依頼書は一つでも、受け取り方は十人十色であることに面白みを感じた瞬間でした。また、制作過程において自身の専門知識の乏しさは常に付きまとい、作家として自己満足で終わらない為にはまだまだ勉強しなければいけないな、と兎に角痛感しましたね(苦笑)。今回のケースは暖かくサポートしてくださる方と組めたことが本当にラッキーだったのだと思います。 コライトではより深い専門知識を得られただけではなく、自身の足りない点が明瞭になることによって直近の目...
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作曲
ロック=歪んだギター?
「ロック」というジャンルを希望される依頼がある。 私は高校からエレキギターを弾き始め、約30年間弾き続けている。エレキギターがロックに直結するわけではないが、ロックというジャンルとは何か?をなんとなくは理解しているつもり。 しかし、「ロック」と依頼されて自ら制作した楽曲は、これはロックなのか?思う事がある。 何故なら、ジャパニーズメロディに支配された楽曲になるからだ。アイドルやアニメ向けに制作する楽曲にはポップなメロディが必要だ。ここでいうポップとは、流れるような綺麗なメロディという事だけに決してとらわれないが、一部のコアなリスナー向けではなく、より多くのリスナーの心を掴むような大衆...
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作曲
継続のモチベーション
今回は、10年以上第一線で活躍する有名女性アーティストの参加したコンペについて、お話させて頂こうと思うのですが、その前に、楽曲コンペについて少し触れたいと思います。 ご存知の方も多いかもしれませんが、楽曲コンペと言うのは平たく言えば楽曲のオーディションのようなものです。今のコンペの殆どのケースで、作曲者は作曲そのものだけでなく、提出には曲の完成図がイメージ出来そうなデモ音源を作る必要がある為ある程度のアレンジからミックスまで行い、また、仮歌の方に謝礼を払って歌入れを依頼します。このようにコンペに参加する作曲者には、ある程度の労力と負担が必要とされます。しかしながら、そのコンペで採用されな...
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